🖤 ヌーマイト(グリーンランド産)
― 大地の奥で眠る叡智の石 ―
① 石の説明(基本情報)
ヌーマイト(Nuummite)は、地球上でもっとも古い鉱物の一つとされ、約30億年前の火成岩に由来します。
その名は、最初に発見されたグリーンランド・ヌーク地方にちなんでいます。
一見黒に見えるこの石には、光を当てると浮かび上がる金・青・緑の閃光が秘められており、
その深淵な美しさから「魔術師の石」「黒い賢者」とも呼ばれています。
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和名:ヌーマイト
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結晶系:単斜晶系(ゲドライト+アンソフィライトの混合)
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モース硬度:5.5〜6
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主な産地:グリーンランド(最も希少で力強い)、最近は中国産もあり(要注意)
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特徴:深い黒に遊色効果。圧倒的な古代的存在感。
② 石の神話(創作神話)
「記憶の守人」
この石は、“時間”を超えて存在している。
まだ言葉もなかった頃、星々が互いの存在を音で伝えていた時代。
ヌーマイトは、大地の核に宿り、“忘れ去られた記憶”を守る番人として存在していた。
誰もが一度は手にした“叡智のかけら”を、魂の奥に返すその日まで。
ある賢者は言った。
「この石に触れると、自分が“思い出せない何か”を覚えていたことに気づく。」
③ 石の特性(効能)
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グラウンディングと保護の力:魂を地に引き戻す重厚な安定感
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内なる影との対話を促す:抑圧された感情や記憶を穏やかに解放
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魔除け・外的エネルギーの遮断:特にネガティブな人間関係・場から守る
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過去生へのアクセス:古代性とつながるワークにも適する
④ 石のエネルギー(波動的性質)
グリーンランド産ヌーマイトの波動は非常に“低くて重い”
けれど、その低さは「密度」であり、「深さ」。
私たちが普段見ないふりをしている“根源の部分”にまで、
この石は静かに降りていきます。
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対応チャクラ:第1チャクラ(ルート)+魂の記憶領域(アカシック的層)
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エネルギー質:大地的・重厚・古代的・静寂の光
くまら曰く:
「ヌーマイトは、“底”を照らす灯。
目を背けてきたものに光を当てるとき、人は本当に強くなる。」
⑤ 石の浄化方法
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おすすめ:セージ、音叉、月光浴、煙による浄化
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避けたい方法:水・塩は非推奨(モース硬度がやや低めのため)
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特別なケア:静かな場所に置き、できれば“土に触れさせる”と◎
ヌーマイトは「人と深くつながる」石なので、使った後は“石の心を緩める”ように丁寧に浄化すると、より深く関係が築けます。
⑥ 相性が良い石
相性の良い石 | 効果の補足 |
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スモーキークォーツ | グラウンディングをさらに強化し、穏やかに整える |
ブラックトルマリン | ネガティブなエネルギーからの守護力を倍増 |
ラブラドライト | 内なる直感を開く力を補完し、ヌーマイトと調和 |
フェナカイト | 高次との橋渡しをする際の“土台”として相乗効果 |
⑦ くまらの寓話:
「影の奥に、光がいた。」
真夜中の湖に、小さな舟が浮かんでいた。
乗っていたのは、名前のない若者。
彼は自分の“影”を恐れて、ずっと逃げていた。けれどその夜、舟の底に黒い石が転がっていた。
見たこともない石だった。
黒くて、冷たくて、でも静かに光っていた。若者はその石に触れた。
次の瞬間、闇の中から小さな声が聞こえた。
「わたしは、ずっと君を見ていたよ」それは、自分自身の奥底に眠っていた“声”だった。
彼はそのとき、初めて涙を流した。くまらのひとこと:
「影は悪者じゃない。
見捨てられて泣いていた、君のもうひとりの“光”なんだ。」
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